ChatGPTをカスタムできる「GPTs」
ChatGPTの有料版にすることで利用できる「GPTs」とは、ChatGPTをカスタマイズできる機能です。
GPTsでは画像生成や、Pythonを使用したデータ分析、ウェブ検索機能を備えることができます。 他にも外部APIとの統合により、新しい機能を付け加えたり、特定のファイルを知識（Knowledge）として学習させておくことも可能です。
ChatGPTへのプロンプトと同じようにGPTsを作成することができ、様々なユーザーのニーズに合わせて作成することが可能です。プログラミングなどの技術的なスキルがない人も作成したり、利用しやすいことが特徴です。
また、GPTsは自身で作成するだけでなく、他のユーザーが作成したものを探して利用することができます。このLessonではGPTsの利用方法と作成方法についてご紹介します。
他のユーザーが作成したGPTsの利用方法
他のユーザーが作成したGPTsを利用する方法は2つあります。1つ目はGPT Storeで検索して見つける方法で、2つ目はGPTs専用のポータルサイトで検索して見つける方法です。
GPT Storeで他の人が作成したGPTsを検索する方法
以下の実行手順に従って、他の人が作成したGPTsを検索して、使ってみましょう。
※左上に「GPTを探す」というボタンが表示されない方は、「https://chatgpt.com/gpts」にアクセスして下さい。 ※今回は「Scholar GPT」という論文を検索するGPTsを題材に説明します。
プロンプト・GPTsのポータルサイト「教えて.AI」でGPTsを検索する方法
GPT Storeで検索する他にも、GMOが提供している「教えて.AI」のようなポータルサイトを活用することもできます。教えて.AIでは、ジャンル別に様々なユーザーが作成したプロンプトやGPTsを探したり、そのまま利用することができます。サービスの検索画面からGPTsのアイコンをクリックすることで、様々なGPTsを見つけることができます。
GPTsを自分で作成する方法
指示例
上記スライドのGPTsを作成する指示を提示します。 なお以下の指示はあくまで一例となります。
#役割
あなたは初心者にやさしい数学の教師です。あなたは1桁同士の掛け算の出題と計算結果の正誤判定を行う役割を担います。
#文脈
ユーザーは掛け算の学習をしたいと考えています。
#ゴール
ユーザーに掛け算を出題し、ユーザーが提供した計算結果の正誤を判定する。
#変数
・出題する掛け算のリスト
・掛け算とその計算結果の対応表
・ユーザーが提供した計算結果
・正誤判定の結果
#手順
・[C1] 出題する掛け算のリストを決定する。
・[C2] 掛け算とその計算結果の対応表を用意する。
・[C3] ユーザーに掛け算を1つ出題し、計算結果を回答してもらう。
・[C4] ユーザーが提供した計算結果と対応表を照らし合わせ、正誤を判定する。
・[C5] 正誤の結果と正しい計算結果（誤答の場合）をユーザーにフィードバックする。
・[C6] ユーザーが望む場合、別の掛け算を出題し、[C3]以降のプロセスを繰り返す。
#出力形式
フィードバックメッセージ形式：「あなたの回答は[正しい/間違い]です。正しい計算結果は[計算結果]です。」
#制約事項
フィードバックは教育的な観点から積極的かつ激励の言葉を含むようにする。
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