基礎マスターコースを最後までご受講いただきありがとうございました。この講座では、生成AIの基礎から実践的なプロンプトエンジニアリングの技術、そして収益化へのヒントまで幅広く学んでいただきました。
生成AIは、私たちの仕事や生活に大きな変革をもたらす可能性を秘めています。プロンプトエンジニアリングのスキルを身につけたみなさんは、この変革の波に乗り、新たな価値を創造していく役割を担っています。生成AIはまだまだ進化しつづけることが予想され、新しいツールや機能なども日々アップデートされております。常に学び続け、最新の情報を入手するようアンテナを張り続けることが大切です。
また、この講座で得た知識と経験を活かし、一人前のプロンプトエンジニアとして、生成AIの可能性を最大限に引き出し、明日からの業務に生かしてください。
最後に、本コースで学んだことをおさらいしましょう。
生成AIの得意分野と苦手分野の理解
生成AIの得意分野と苦手分野を理解し、適材適所で活用することが重要です。情報の最新性や倫理的な配慮など、利用時の注意点にも留意しながら、生成AIと上手に付き合っていくことが求められます。生成AIの特性をしっかりと理解し、適切に活用していきましょう。
プロンプトエンジニアリング入門の理解
プロンプトエンジニアリングは、生成AIを効果的に活用するための重要なスキルです。適切なプロンプトを与えることで、生成AIから期待する回答を引き出すことができます。
入門編としては以下を押さえましょう。
プロンプトエンジニアリングのテクニック(Zero-shot・Few-shot)
テクニックごとに得られる回答の特性を理解しておくことで、状況に応じてどのようなプロンプトを利用することが適切かを判断できるようになり、得たい結果を得られやすくなります。
プロンプト作成時の注意点
3つの注意点を押さえ、繰り返し生成AIと対話を重ねていけば、指示に対して、どのような出力が生成されるのかが感覚的につかめるようになります。
- できるだけ具体的で詳細な指示を与える
- 一度にたくさんの情報を要求しない
- 具体的に肯定や否定する
実践的なプロンプトエンジニアリング技法の習得
入門編の内容を理解した上で、実践的な技法も学びました。これらの技術を駆使することで、生成AIとの対話をより円滑に進め、より意図にあった出力を得ることができます。各Lessonの確認テストを通して、これらの技法を自分のものにできたことで、プロンプトエンジニアとしての一歩が踏み出せたかと思います。
1.プロンプトを構造化する シンプルで読みやすいテキスト形式で文章を書くために#や*などの記号を使って、見出しや箇条書きなどを表現する。
2.出力フォーマットを指定する 出力内容のイメージが明確であれば、しっかりと出力フォーマットを指示する。
3.得られた結果を改善する方法 意図した生成AIの出力を得るためには、生成AIの出力内容に対して、適切にフィードバックを行い、ブラッシュアップをしていく。
4.テクニックを活かして生成AI活用を進化させる 変数・コマンド・条件分岐などのテクニックを活用する。
5.テキスト以外の出力形式を指示する ChatGPTはテキスト生成AIだが、プレーンテキスト以外にも表・CSV・画像等での出力が可能。
6.便利な拡張機能を利用する GPTs(ChatGPTをカスタマイズできる機能)を自分で作成したり、他の人が作成したものを利用することができる。
プロンプトエンジニアリングの収益化の可能性
さらに、この講座では、プロンプトエンジニアリングを収益化に結びつける方法についても触れました。作成したプロンプトを販売したり、将来的にはGPT Storeのようなプラットフォームで活躍することも視野に入れることができます。プロンプトエンジニアリングのスキルを磨くことは、新たなビジネスチャンスにもつながる可能性を秘めています。みなさんの中には、すでに収益化のアイデアを持っている方もいるかもしれません。ぜひ、このチャンスを活かしていってください。
演習課題での経験
最後に、文章の修正、議事録の作成、英語でのメールのやり取りなど、様々な業務シーンで生成AIを活用する方法を学びました。また、演習課題や確認テストを通して、プロンプトエンジニアリングを実業務に活かす方法を体験していただきました。これらの経験を活かして、実際のご自身の業務で生成AIの活用を検討したり、実践していただければと思います。
職種別コースのご案内
※セットコース受講の方は読み飛ばしていただいて大丈夫です。
次の職種別のコースでは、各職種の一連の業務を生成AIを利用しながらより実践的に学ぶことが可能です。基礎コースで学んだことを、よりご自身の業務に特化して学習したいという方はぜひご受講を検討ください。現在は2コースのご用意がございます。
プロンプトエンジニアリング「営業コース」
コースの概要: 営業の現場で生成AIを最大限活用することで、顧客への提案の質改善や顧客との接点量増加を目指します。
リード顧客獲得から継続利用促進まで、営業の各ステップで生成AIをどう活用するかを徹底的に学び、演習課題へ取り組んでいただくことで「営業関連業務に特化したプロンプトエンジニアリング」の習得が可能です。
どんな方におすすめか: 営業企画、マーケティングセールス、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセス、営業マネージャー
詳細はこちら:https://generative-ai.web-camp.io/courses/sales/
プロンプトエンジニアリング「マーケティングコース」
コースの概要: マーケティングの現場で生成AIを最大限活用することで、業務の質とスピードの両面での向上を目指します。
外部環境分析、市場分析、ターゲット設定、バリュープロポジション策定、プロダクト要件定義、KPI設計、集客施策検討など、マーケティングの各ステップで生成AIをどう活用するかを徹底的に学び、演習課題へ取り組んでいただくことで「マーケティング業務に特化したプロンプトエンジニアリング」の習得を目指します。
どんな方におすすめか: プロダクトマネージャー、新規事業企画 / 商品企画担当者、デザイナー、人事担当者、広報・PR、マーケター

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