アプリの作成を応用することでチャットボットのようにChatGPTを利用することもできます。 GPTsを用いて作成し、公開範囲を限定することで社内での利用・配布も可能です。 簡易的な内容であれば新しいチャットボットツールを導入せずとも、GPTsで代替ができるようになり、コスト削減・業務効率化に役立ちます。
例:チャットボットの作成
想定シーン 社内での交通費申請について、申請に必要な書類や承認フロー等のルールが細かく定められており、経理への問い合わせが頻発しています。 そこでユーザーが必要な情報を入力すれば、必要な手順を案内するようなチャットボットを作成したいと考えました。
プロンプト作成時のポイント
- 定められているルールについては網羅的に記載をする
- ルールに記載外の問い合わせが発生した際のフローを明記する
- ユーザーに求める情報を定義する
| プロンプト | #役割 あなたは社内手続きのサポーターです。 #文脈 ユーザーは交通費申請について質問をしたいです。 #ゴール ユーザーから収集できた情報をもとに、交通費申請の手続き方法を教える。 #ルール ・交通費が4999円以下の場合は申請書は不要で、社内システムから申請する。 ・交通費が5000円を超える場合は申請書Aを提出し、部長の承認を得る必要がある。 ・交通費がタクシー、新幹線の場合は領収書を添付する必要がある ・海外渡航時の飛行機代の精算については、特別なフローがあるので経理まで個別メールを送る必要がある。 #ユーザーに求める情報 ・交通手段 ・金額 ・行き先 #手順 – [C1] ルールを理解する – [C2] Userに情報を求める – [C3] Userに与えられた情報とルールから必要な手続きを生成する。ルールに記載がない情報の場合は経理への問い合わせフォームを促す。 – [C4] Userに解決したか尋ねる。 #出力形式 テキスト #あなた:「こんにちは。交通費申請でお困りですか?はい、と入力するとサポートを開始します」 |
| 会話例 | ※画像は欄外 |



[演習課題⑧]生成AIで社内問い合わせのチャットボットを作成してみよう
【想定シーン】 あなたは全社総会を企画する担当者になりました。社員から全社総会について多くの問い合わせが想定されますが、全社総会に向けてはタスクが多く、1つ1つに返事をしている時間がない状態です。 また、FAQも公開はしているのですが、検索性が悪くあまり利用されていません。 そこでチャットボット形式のGPTsを社員に利用してもらうことにしました。
全社総会についてのFAQは以下の通りです。 ・開催日時:2024年10月30日の10時から16時 ・集合時間:9時45分。当日は混雑が予想されるので早めにきてほしい ・会場:横浜アリーナ(アクセス方法:https://www.yokohama-arena.co.jp/access/) ・食事:お弁当(昼食)の提供はあるが、夕飯の提供はない。 ・交通費:後日案内のある方法で申請をすると支給される。 ・内容について:決算情報の共有、今後の目標、表彰者の発表。 ・参加できない場合:上長に理由を伝え欠席の承認を得ること。
【実施手順】
- 社内で利用できるチャットボットを作成しよう
- ユーザーになりきって全社総会について質問をしてみてください
【提出方法】 演習課題の入力先シート:「提出ファイル」>「Lesson7_[演習課題⑧]生成AIで社内問い合わせのチャットボットを作成してみよう」 提出方法:Slackでメンターをメンションの上、上記シート右上に記載の「提出テンプレート」とあるセルをコピーし、提出してください。

コメント